こんにちは、佐佐木 由美子です。
人生100年時代を迎える中、人生後半における自分らしい働き方を考えるヒントにしていただければと思い「定年前後の働き方大全100」を上梓しました。
私自身はかなり昔に会社員を卒業してしまいましたが、社会保険労務士として人事労務管理に携わっている中で、定年後の再雇用や社会保険に関するご相談をはじめ育児期や介護期における働き方など、日常では幅広く実務ベースのご相談を受ける立場にいます。
この本では、定年後の働き方として、(1)再雇用、(2)再就職・転職、(3)フリーランス(起業・独立)、の主に3つを取り上げています。
なかでも、現状において実際に多く選択されている働き方は、続雇用制度を活用した定年再雇用です。
そのメリットなどについては本書で述べていますが、個人的にはフリーランス(個人事業主)という働き方を、もっと現実的な選択肢に含めてもいいのではないかと考えています。
給与を毎月もらっている方からすると、安定しないリスキーな働き方に思えるかもしれません。
しかし、これまでの経験・専門性と個人としての遣り甲斐・興味をうまく融合して、人生後半にオンリーワンのキャリアを築ける可能性も秘められています。
「とにかくたくさんお金が稼ぎたい!」となると、また話は変わってきますが、小さく稼ぐことを前提にすれば、そこまで肩に力をいれなくてもよいのではないでしょうか。
フリーランスの魅力は、何事も自分自身で決められること、自己裁量の大きさです。
それには、現役で働いているときからの準備とマインドセットがとても大切。
実践的な準備として考えられるのが、「副業」です。
本業での収入を得ながら、スキルや経験値を高めることができますし、より小さなリスクで独立・起業への準備や試行をすることができます。
自分がやりたいことに挑戦でき、自己実現を追求することができるというのも魅力と言えるでしょう。
副業から、自分にとって幸福をもたらす福業を生み出すことができたら、とても素敵だと思いませんか。
迷っているなら、一歩踏み出してみること。
できない理由を並べても、何も始まりません。
どうしたら実現できるのか、トライ&エラーを繰り返していくうちに、「これだ」と思える自分なりの答えを見出せるかもしれません。