こんにちは、佐佐木 由美子です。
あなたは最近、「ちょっと疲れているかも」と感じていませんか?
疲れを感じるときは、睡眠を意識的に取ろうとしますよね。あるいは、リフレッシュのために、旅行に行って温泉にゆっくりつかってみたり、美味しいものを食べてみたり。
身体をしっかりと休めても回復しないとすれば、それは脳が疲れているからかもしれません。
脳は何もしなくとも、勝手に疲れていくというのです。そして、脳疲労が慢性化すると、人生のあらゆるパフォーマンスが低下します。
最近どうも仕事でミスが続いている、ぼんやりすることが多い、集中力が続かない……
そんなときは、脳を休めることです。
お金もかからず、特別な道具も不要で今すぐできる脳の休め方がある、としたらやってみたいと思いませんか?
それが『マインドフルネス』です。
言葉を知っているという方は、多いのではないでしょうか。
世界的企業も実践しているマインドフルネス
マインドフルネスとは、評価や判断を加えずに、『いまここ』の経験に対して能動的に注意を向けることを言います。簡単に言えば、一種の瞑想です。
瞑想と言うと、神秘的なイメージを持たれるかもしれませんが、マインドフルネスの大きな特徴として、(1)宗教性を排除した徹底した実用性、(2)修業の要素を排除した誰でもできるシンプルさ、(3)脳科学にアプローチした客観的に実証された効果、の3つが挙げられます。
Googleなど世界トップ企業では、マインドフルネス研修を取り入れいることは広く知られていました。企業ばかりでなく、テニスプレーヤーのジョコビッチ選手など、名立たる一流アスリートもマインドフルネスを取り入れていることは有名です。
私自身、何年も前からその言葉は知っていましたが、きちんと実践した経験はありませんでした。
ところが、『世界のエリートがやっている最高の休息法』(久賀谷 亮著、ダイヤモンド社刊)を読んでいたら大変興味が湧いてきて、「これをやらない手はない!」と思ったのです。
この手の本としては珍しく、ストーリー形式になっています。単なる知識として、ノウハウを習得するというものではありません。
ストーリー展開が気になって読み進めているうちに、感覚的にマインドフルネスが生活でどう役立ってくれるのかイメージできるので、自然と興味が湧いてくるんですね。
様々な科学的根拠も示されているので、説得力があります。
ただ、この本を読んですぐに実践できるかというと、正直なところ私にはちょっと難しいものがありました。
そこでさらに、同著者の『脳疲労が消える最高の休息法【CDブック】』から音声ガイドを使って試したところ、スムーズにマインドフルネスを行うことができました。
※CDからも、音声をスマホにダウンロード(無料)して利用することもできます
この本は、コンパクトにマインドフルネスの効用がまとめられています。初心者向きなので、初めてマインドフルネスをやってみようと思う方にピッタリ。
音声を聞きながらマインドフルネスをやっていると、途中眠くなってくることもありますが(初心者はそういうケースが多いようです)、終わったあとは驚くほど頭がスッキリ!まるで運動をした後のような爽やかな気分になります。
本を読んで知識を習得(→自分の中で腹落ちする感覚を得て)から実践することで、効果がより高まるのではないかと思います。
マインドフルネスの影響は、その場しのぎのものではなく、継続すれば疲れにくい脳に生まれ変わる(脳の可塑性)ということ。
集中力アップ、感情調整力アップ、メタ認知力アップ、免疫機能アップ、さらに老化による脳の萎縮や認知症の予防などにも期待できるそうです。
より良い睡眠を手に入れるためにも、マインドフルネスは大いに役立ちます。
「知識として知っている」のと、「実際にやってみる」との大きな違いを実感しました。
まとめ
今回はマインドフルネスについて紹介しましたが、自分なりの健康法や休息法をうまく見つけ、実践できることが一番です。
友人は、オンラインでヨガのレッスンを受けていると言っていましたが、それがとても相性が良く、健康に一役買っているとのこと。こういう自分スタイルが見つけられるといいですね。
特に在宅でのデスクワークが多い場合など、座る時間が多い方は、適度な運動を取り入れていきたいもの。
健康というと、運動や食事に目がいきますが、それらに加えて「しっかりと休息を取る」ことも大事なこと。脳疲労という科学的な視点は、私にとって新鮮でした。
ご興味のある方は、一度試してみてはいかがでしょうか。