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Kunsthistorisches Museum Wien【ウィーン美術史博物館】

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こんにちは、佐佐木 由美子です。

世界で訪れてみたいと思う美術館や歴史的建造物は数えきれないほどありますが、ようやくKunsthistorisches Museum Wien(ウィーン美術史博物館)訪れることができました。

ハプスブルク家の膨大なコレクションを収蔵するヨーロッパ屈指の美術館。

このエントリでは、垣間見た一部についてご紹介します。

世界最大のブリューゲル・コレクション

芸術の都、オーストリア・ウィーン。

ウィーンの街並みを見ているだけで胸が高鳴ります。

街の中心リンクから一歩敷地に入ると、マリア・テレジア広場を中心として、左手に美術史美術館、右手に自然史博物館がまるで双子のように建ち並んでいます。

ウィーン美術史博物館側からみた自然史博物館の全景

この美術館は古代エジプトから18世紀の終わりまでハプスブルク家の膨大なコレクションを収蔵するために、1872年から皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の命によって建てられました。

重厚な扉を開くと、絢爛たるキューポラホールが、その奥に続く大階段を上っていくと胸が躍るような光景が広がっています。

キューポラホールから天井を見上げる

正面に置かれているのはアントニオ・カノーヴァーの彫刻、そして階段から見上げると、若き日のクリムトが描いたエジプトとギリシャの女神の壁画が左右に。

円柱の横に対になって描かれているクリムトの絵

吹き抜け大階段ホールの頭上には、巨大な天井画が目に飛び込んできます。一見するとフレスコ画のように思われますが、キャンバスに描かれているというから驚きです。

ムンカーツィによる<ルネッサンス賛歌>

この大階段ホールだけでも十分な見応えがあり、言葉を失ってしまうほど圧倒されます。

絵画ギャラリーには、ラファエル、デューラー、ルーベンス、ティツィアーノ、フェルメール、レンブラント、ベラスケス、カラヴァッジオ、アーチボルト等々、著名な画家の秀逸な作品が所狭しと展示されています。

そして、世界最大のブリューゲル・コレクションは、見どころのひとつ。

ピーテル・ブリューゲル<バベルの塔>

ブリューゲルの<バベルの塔>はあまりにも有名ですが、間近にみると、農民たちの日常や細かい動きが生き生きと描かれているのがわかります。いつまでも見ていたいほど、飽きることのない作品です。


ベラスケスの「青いドレスのマルガリータ王女」を知っている方は多いかもしれません。

宮廷画家であったベラスケスは、3歳から8歳までのマルガリータ王女の肖像画を全部で5枚描いています。

ここには、最も美しい1枚と評される「青いドレスのマルガリータ王女」を含む3歳、5歳、8歳の姿が並んで展示されているのが印象的でした。

成長の記録と思いきや、政略結婚を進めるための見合い写真的な意味合いで描かれたそうです。

3歳の頃のマルガリータ王女
5歳の頃のマルガリータ王女
ディエゴ・ベラスケスの<青いドレスのマルガリータ王女>

あまりにも多くの名画がありすぎてアップしきれませんが、ラファエルの一枚を。

ラファエル・サンティ<草原の聖母>

なお、美術工芸館(Kunstkammer)では、約2,200の美術・工芸品が所蔵されています。

世界一美しいと言われるカフェ

「世界で最も美しいカフェ」ともいわれるカフェKHM。

入館した人のみ入ることができますが、かなりの行列なので、行かれる方は事前にオンライン予約をされることをお勧めします。

ホールは白い大理石で覆われ、黒いデザインと金で装飾。華やかなで開放的な空間です。ドーム型の高い天井が優しい光が差し込みます。

ウィーンといえば、カフェ文化は有名ですが、名物のザッハトルテとアイシュペナーをいただきながら、しばし休憩を。贅沢な時間でした。

ここに取り上げたのは、ほんの一部でしかありません。

私自身、見足りない思いがあるので、再度訪れてじっくり鑑賞したいと思っています。

忘備録としてアップしておきますが、この続きはいつの日かまた。

入場料:大人 € 21(19歳未満の青少年:無料) 入口左手にクローク(リュックや長傘、自撮り棒は預ける必要あり)とロッカールーム、右手にミュージアムショップあり。バリアフリー。

執筆者プロフィール
佐佐木 由美子

社会保険労務士、文筆家、MBA。グレース・パートナーズ株式会社代表。働き方、キャリア&マネー、社会保障等をテーマに経済メディアや専門誌など多数寄稿。

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