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やりたいことは先延ばしにしない

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こんにちは、佐佐木 由美子です。

あなたは、日頃から「やるべきこと」にとらわれるばかりに、「やりたいこと」をないがしろにしていませんか?

そもそも、やるべきことが多すぎるという問題はあるかもしれません。

けれど、やるべきことばかりに追われていたら、たとえやるべきタスクを上手くこなしていたとしても、きっと満足感は得られないはず。

まして、本当はやりたいと思っていることがあるのに、何もできていないとしたら、それは気づかぬうちに心をすり減らしてしまいます。

こうした状態が長く続いているとしたら、もう放っておいてはいけません。やりたいと思うことをやるときです。


そういうと、「簡単にできることではない」「時間が取れない」と思うかもしれません。

人それぞれ、やりたいことは様々ですし、小さなことから大きなことまでいろいろとあるでしょう。実現するまでに何年もかかってしまうこともあるかもしれません。

でも、やってみないことには、一歩も前に進まないのです。

「いつかやりたいなぁ」と頭で考えているだけでは、何も変わりません。

そんな当たり前のこと……と思うかもしれませんが、実際にやってみるのと頭で想像するのは天と地ほどの違いがあります。

考えてみてください。

この世の中には、自分がいくら努力しても、時間やお金をかけても、どうにもできないことがあります。時に、理不尽なことさえも。人生には、人の力ではままならないことがあります。

それに比べ、もし、あなたのやりたいと思うことが、自分の努力次第で何とかできる可能性のあることだとしたら?

それは、とても恵まれていることだと思いませんか。

そう、ラッキーなことなのです。

自分次第で実現でき得る可能性がわずかでもあるならば、ためらうことなどありません。

できるかどうかではなく、やってみたらいいのです。たとえ時間がかかったとしても。

心からやりたいと思うことは、人生の道標。

「できるかどうかわからない」「自信がない」と悩んでいるのは時間の無駄遣いです。

時間は、人生にとって貴重なリソースだということを思い出してください。

本気であれば、人は動く

たとえば、やりたいことが「世界最高峰のエベレストに登頂したい」ことだとしましょう。

それこそ、一足飛びに実現できそうなことではありませんよね。体力面、金銭面をはじめ、やるべきことは山のようにあるはず。協力者も必要でしょう。

でも、実現に向けたロードマップをしっかりと描き、丁寧に準備を重ね、タスクを一つずつクリアしていけば、決して夢ではないと思うのです。

何もないところから実現するには、それこそ何年もかかるでしょう。準備は大切です。

「やってみせる」という強い意志と、実際の行動が伴うことで、実現に近づいていくのです。

そのプロセスこそ、人生におけるたくさんの学びであり、喜びであり、大きな意味があるのではないでしょうか。

「こうしたい」という想いが心の中にあり、本当に自分の中で腹落ちしていれば、自然と身体はその方向に動くもの。もし行動できないとすれば、本気ではない、ということです。


一方、そんな風に「やりたいことがわからない」という人もいるかもしれません。

でも、大丈夫。決して焦る必要はありません。

やりたいことがはっきりしない場合は、「何となく興味がある」「なぜか惹かれる」「面白そう」という自分の感覚を頼りに、小さく行動を起こしてみましょう。

それが次のステップに進むヒントになることは、往々にしてあります。

良い偶然を引き寄せるのも、自らの行いが大いなる助けとなってくれるはず。

人生は一度きり。

長いようで、短いかもしれません。

だから、あなたがやりたいと思うことを、決して先延ばしにしないでください。

それは、あなたの人生にとって、きっと大事なことだから。


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執筆者プロフィール
佐佐木 由美子

社会保険労務士、文筆家、MBA。グレース・パートナーズ株式会社代表。働き方、キャリア&マネー、社会保障等をテーマに経済メディアや専門誌など多数寄稿。

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