こんにちは、佐佐木 由美子です。
2023年が幕を開けました。
この一年が、あなたにとって素晴らしい年となりますように。
今、感じていることをシンプルに言葉にすると、日常には感謝したいものであふれている、ということ。
戦後の日本に生まれ、衣食住に困らない平和な暮らしができることを、私たちは当たり前のことだと感じているところがあります。
そのうえで、夢が見つからないと悩んでみたり、他人と自分を比べて一喜一憂してみたり、何者かになろうともがいてみたり……様々な苦しみを抱えていることは少なくありません。
そうした悩みは、ある意味、成長のプロセスとも言えます。人それぞれ、向き合うテーマも様々でしょう。
ただ、その前に、感謝すべきこともたくさんあると思うのです。
水や電気、ガスなどインフラの整った暮らしができること、温かいスープが飲めること、眠れる場所があること、歩けること、本が読めること、美しい音楽が聴けること、笑い合える人がいること……ちょっと周りを見回しただけでも、実に様々なことに恵まれていることに気づくはずです。
私たちはつい、「欠けているもの」ばかりに目が向きがちですが、「満たされていること」にもっと目を向けてみてはどうでしょうか。
きっと、心が豊かになれると思うのです。
たとえば、健康ひとつを挙げてみてもそうです。美味しく食事ができることも、健康あってのこと。
「そんなことは、当たり前」だと思いますか?
そう感じているとすれば、満たされ過ぎていて気づかないだけです。
遠い未来に思いを馳せることは素晴らしいことですが、自分の足元を見つめ直し、満たされていることに思いを寄せることも大事なこと。
人は、失ってみて初めて、その大切さに気づくことがあります。
けれど、失う前に気づくこともできるはず。今あるものに、目を向けてさえいれば。
だから、思い出してください。
今のあなた自身にも、日常の暮らしの中にも、感謝したいものであふれているということを。